送迎バス、ガイドライン策定は3県 園児熱中症死1年 毎日新聞調査

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倉掛冬生ちゃんが取り残された送迎バスで車内の温度上昇を検証する福岡県警の捜査員ら=福岡県中間市で2021年8月5日午前8時50分、成松秋穂撮影
倉掛冬生ちゃんが取り残された送迎バスで車内の温度上昇を検証する福岡県警の捜査員ら=福岡県中間市で2021年8月5日午前8時50分、成松秋穂撮影

 福岡県中間市の認可保育園で送迎バス内に取り残された5歳園児が熱中症で死亡した事件から29日で1年となるのに合わせ、毎日新聞は47都道府県を対象に、保育施設の送迎バスの安全管理に関するアンケートを実施した。送迎バスの運行について独自のガイドラインを策定していたのは兵庫、鳥取、福岡の3県にとどまり、いずれも事件後だった。予定しているのも青森と山形の2県のみで、策定の動きは進んでいない。

 アンケートは7月、47都道府県の保育施設を所管する部署を対象に実施。全ての自治体から回答を得た。

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