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料理のプロの二人が隔週で交互に登場し、共通テーマに沿って自慢のレシピと調理のポイントを説明します。

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笠原将弘さんのレシピ 鶏胸肉とピーマンの塩昆布炒め

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鶏胸肉とピーマンの塩昆布炒め=尾籠章裕撮影
鶏胸肉とピーマンの塩昆布炒め=尾籠章裕撮影

今回のテーマ=教えて!定番 炒めもの編

大きさそろえてサッと

 タサンさんはセロリを使ったんですね。僕も「子どもが嫌いな野菜」としていつも挙がる、ピーマンを使います。この炒めものなら、ピーマンがモリモリ食べられるんです!

 ピーマンは縦半分に切った後、繊維を断つようにして横に切ります。細胞を傷つけるように切るわけですから、縦に切るよりも火が通りやすくなり、軟らかい食感になります。

 もう一つのポイントは、鶏肉も細切りにしてピーマンと大きさをそろえること。チンジャオロースーの細長い棒状の肉を思い出してください。

 さあ、手早く炒めますよ。先に鶏肉から、おいしそうな焼き色をつけていきます。それからピーマン、長ネギを加え、肉のうまみをしみ込ませるように炒め合わせます。

 酒と砂糖、塩を合わせて鍋肌から入れ、ジュッと音がしたらいい香りが漂ってきます。具材と絡め塩昆布、大葉を加えてサッと炒めれば、あっという間にできあがり。余熱でも火が入るので、ピーマンはまだ早いかな?というタイミングで火を止めるのがシャキッとおいしく仕上げるコツ。とにかく炒めすぎは禁物ですよ。

材料

(2人分)

鶏胸肉 1枚(300グラム程度)

ピーマン 4個

長ネギ 1/2本

大葉 5枚

塩昆布 15グラム

サラダ油 大さじ1

A

酒 大さじ1

かたくり粉 大さじ1

ゴマ油 小さじ1

塩 1つまみ

B

酒 大さじ2

砂糖 小さじ1/2

塩 小さじ1/2

作り方

❶ピーマンは縦半分に切り、ヘタと種を取り、繊維を断つように横に細切りにする。長ネギは斜め薄切りに、大葉は粗みじん切りにする。

❷鶏肉は皮をはいで、厚さ5ミリ程度のそぎ切りにしてから太さ5ミリ、長さ5センチ程度の棒状に切る。Aをもみ込む。

❸フライパンに油を入れて中火で熱し、②を炒める。ほぐれて焼き色がつき、火が通ったらピーマン、長ネギを加えてサッと炒め合わせる。

❹合わせたBを鍋肌から入れ、全体をサッと炒め合わせる。塩昆布、大葉を加えてサッと炒め、火を止めて器に盛る。

(1人前312キロカロリー)

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=来週はタサン志麻さんが料理を披露します。…

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