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誰にでも居場所がある社会に 重度障害背負い初当選 天畠大輔参院議員

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重度障害者のコミュニケーションについて当事者の視点から研究を進めてきた天畠大輔さん=東京都武蔵野市で、山本萌撮影
重度障害者のコミュニケーションについて当事者の視点から研究を進めてきた天畠大輔さん=東京都武蔵野市で、山本萌撮影

 体が自由にならなくても、言葉を発することができなくても、声は届けられる――。10日投開票された参院選で、れいわ新選組から比例代表に出馬した天畠(てんばた)大輔さん(40)が初当選した。中学生の時に医療ミスで重度障害を背負って人生が一変した。「死にたい」を抱えながら、希望を見いだしてきた。どのような思いで生きてきたのだろうか。政治家を志した理由とは。

 安寧な日々を送っていた生活が一変したのは14歳だった1996年4月。突然意識を失って救急搬送された。急性糖尿病と診断され処置を受けた。だが、医療ミスで、心肺停止状態が続き、重度障害を負った。

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