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「四国を代表する伝統磁器『砥部焼』の継承にも貢献してきた魅力ある砥部分校を残したい」――。愛媛県立松山南高校砥部分校(砥部町)を他校に統合する方針を盛り込んだ「県立学校振興計画」(2023~32年度)の素案が12日に示されたことを受け、方針に抗議する保護者や在校生、卒業生らが29日、同校の存続を求める協議会「砥部分校存続の会」を発足させた。この日は約40人が参加した。
同校は1948年開校。62年に分校化し、70年からデザイン科のみの単科高校となった。現在は、1学年の定員40人の小規模校で、陶芸基礎の授業や陶磁器を学ぶセラミッククラフトコースなどがあり、地元の砥部焼と密接なつながりがある。振興計画の素案では、普通科に芸術クリエーションコースを持つ伊予高校(松前町)に2026年度にも統合される。県教育委員会としては芸術教育の中核校にしたい考えだ。
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