レーザーで古墳、丸裸に 橿考研調査、航空計測で立体化 茶臼山は変形を確認 橿原 /奈良

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立体地図について説明する岡林孝作・橿原考古学研究所副所長(右)と国学院大の青木敬教授=奈良県橿原市畝傍町の同研究所で2022年7月25日午後0時10分、稲生陽撮影
立体地図について説明する岡林孝作・橿原考古学研究所副所長(右)と国学院大の青木敬教授=奈良県橿原市畝傍町の同研究所で2022年7月25日午後0時10分、稲生陽撮影

 県立橿原考古学研究所(橿原市)は、航空レーザー測量で作成した桜井茶臼山古墳とメスリ山古墳(いずれも桜井市、3世紀末~4世紀前半)の立体地図を公表した。近赤外線レーザーで樹木を透過して測量できるのが利点。この技術によって、茶臼山古墳は大規模災害などによる地滑りで墳丘が大きく変形していることも判明した。同研究所1階アトリウムで8月5日まで展示している。入場無料。

 航空レーザー測量は人が立ち入れない山奥や土砂災害時などの測量に使われる技術。同様に人の立ち入りが規制されている古墳では、橿考研と測量会社「アジア航測」(東京都)が2009年にコナベ古墳(奈良市)で初めて活用した。今回は上空500メートルから1秒間に20万発のレーザーを照射し、傾斜角度を色の濃淡で表現した赤色立体地図を製作した。

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