高度な技、軽々披露 兵庫の15歳が全日本けん玉道選手権連覇

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全日本けん玉道選手権大会で2連覇した山本朱莉さん=兵庫県伊丹市立障害者福祉センターで2022年6月17日午後6時55分、亀田早苗撮影 拡大
全日本けん玉道選手権大会で2連覇した山本朱莉さん=兵庫県伊丹市立障害者福祉センターで2022年6月17日午後6時55分、亀田早苗撮影

 5月に東京であった「全日本けん玉道選手権大会」(日本けん玉協会主催)で、兵庫県立伊丹高1年の山本朱莉(しゅり)さん(15)が2連覇を果たした。「高校受験に集中していたため、けん玉の練習ができず、不安だった」と話しながらも、快挙を喜ぶ。

 全日本選手権は最も歴史と権威があるとされ、今年は39人が参加した。試合は指定の試技を決められた回数できるかどうかで点数が決まる。試技が高難度のため、全国トップクラスの出場者が集まる。

 シード権がある山本さんは、決勝トーナメント2回戦からの戦いで大学生や社会人を次々倒した。準決勝では弟蒼大(そうた)さん(13)との接戦を制し、決勝で同じ「伊丹けん玉クラブ」のメンバーに貫禄勝ちした。

 山本さんはひざなど全身をしなやかに使い、高度な技を軽々とこなす。試合ではミスが許されず、集中力も重要だ。「最初は緊張してメンタルが弱かったが、今では気持ちの整理の仕方がわかり、力を入れすぎず、楽しく試合に臨んでいる」と話す。

 日本一を多数輩出したクラブで小学3年の時にけん玉を始め、技ができた時の達成感にはまったという。クラブで週に5日、家でも蒼大さんと練習を欠かさない。クラブ代表の植西和義さん(70)は「これまで約430人教えた中でもベスト5に入る。リズム感とセンスがあり、まじめで熱心に取り組んでいる」と絶賛する。

 小学5年で文部科学大臣杯女子の部全国優勝を果たし、名門クラブでも最速の日本一。これで計9回の全国制覇を遂げた。

 全日本選手権で3連覇はなく、4回の優勝もないという。「ぜひ狙ってほしい」と植西さん。山本さんは「勉強と両立して、けん玉を続けていきたい」と挑戦を誓う。【亀田早苗】

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