「正義は達成」米、緻密な極秘作戦で標的限定 ザワヒリ容疑者殺害

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殺害されたアルカイダのザワヒリ容疑者=2006年1月30日、中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」より・AP
殺害されたアルカイダのザワヒリ容疑者=2006年1月30日、中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」より・AP

 バイデン米大統領は1日、アフガニスタンに潜伏していた国際テロ組織「アルカイダ」の最高指導者ザワヒリ容疑者(71)を無人航空機(ドローン)による攻撃で殺害したと発表した。昨年8月のアフガンからの米軍撤収時に、イスラム主義組織タリバンの実権掌握を許して批判にさらされたバイデン政権にとって、対テロ戦争で久々の大きな成果となった。一方、ザワヒリ容疑者の潜伏先が首都カブールだったことで、タリバンとアルカイダが引き続き連携している疑いが浮上。タリバンに対する国際社会の見方は厳しさを増しそうだ。

 「正義は達成された。米国の脅威となるテロリストはどこに隠れようと殺害する」。バイデン米大統領はホワイトハウスで演説に臨み、2001年9月の米同時多発テロの首謀者の一人とされるザワヒリ容疑者殺害の意義を強調した。

 バイデン政権は21年8月末、アフガン駐留米軍を完全撤収した。この際、12万人以上が短期間で退避する中で大きな混乱を招き、タリバンの復権を許したことで米国の威信は国際的に低下したが、他国での大規模部隊展開からの脱却へと大きくかじを切った。米国は現在、遠隔地からドローンなどで攻撃する「オーバー・ザ・ホライズン」と呼ばれる…

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