猛暑避けるなら那覇がオススメ?沖縄が北海道より「涼しい」理由
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日本の都道府県庁所在地で最高気温35度以上の猛暑日が最も少ない都市はどこか、ご存じだろうか。答えは、最南の那覇市だ。気象庁の統計によると、過去30年で最北の札幌市でも猛暑日が「7日」あったのに対し、那覇は「5日」しかなかった。なぜ、那覇は札幌より猛暑が少ないのか。那覇が猛暑日の「最下位」ならば、日本で最も暑い都市はどこなのか――。【金森崇之】
「もはや沖縄は避暑地」
毎日新聞は、気象庁のホームページで公開されている統計データを基に、1992年7月から2022年6月までの都道府県庁所在地の気温データを集計。猛暑日と、最高気温30度以上となった真夏日の日数を都市ごとにまとめた。
集計によると、猛暑日が最も少なかったのは、30年間でわずか「5日」だった那覇市。01年と03年、06年に1日ずつ観測され、沖縄県が記録的な暑さとなった17年にも2日観測されたものの、その後は一度も35度以上になっていない。
2番目に少なかったのは、最北の札幌市だ。94年、99年、00年に猛暑日を観測。その後、35度以上になる日はなかったが、東京オリンピックのマラソンが実施された21年夏は熱波に見舞われ、7月19日に約21年ぶりに猛暑日を記録。21年までで猛暑日は「7日」となった。
その他の都市の猛暑日の日数は▽東京都心167日▽広島市246日▽福岡市249日▽大阪市440日▽名古屋市454日――など。最も多かったのは京都市で、591日だった。
首都圏などの大都市部が頻繁に35度以上を記録するのに対し、めったに超えない那覇。こうしたことから、SNSには「もはや沖縄は避暑地」「沖縄が避暑地になる日も近い」といった投稿もみられる。
猛暑が少ない理由は…
それにしても、沖縄よりも北海道の方が猛暑日が多いのはなぜなのか。
筑波大計算科学研究センターの日下博幸教授(気象学)は「沖縄は…
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