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宝塚歌劇

100年を超えてなお、世代を超えて多くのファンを魅了する宝塚歌劇。関連するニュースをお届けします。

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朝から未明まで宝塚歌劇 コロナ禍でもファンに寄り添うCS放送

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「タカラヅカ・スカイ・ステージ」の開局20周年を記念したイベントで、トップスターのパネルが展示された=大阪市北区で2022年7月1日午後6時53分、中川祐一撮影
「タカラヅカ・スカイ・ステージ」の開局20周年を記念したイベントで、トップスターのパネルが展示された=大阪市北区で2022年7月1日午後6時53分、中川祐一撮影

 朝から未明まで宝塚歌劇の番組が見られるCS放送の専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」。「スカステ」の愛称で親しまれ、7月で開局20周年を迎えた。スポーツや映画、音楽に特化したBSやCSのチャンネルは数多いが、一つの劇団にまで絞るのは珍しい。歌劇の魅力を伝えて有料会員の心をつかんできただけでなく、新型コロナウイルス下では、公演中止に悲しむファンに寄り添い、特別な対応もした。「スカステ」が長年にわたって愛されるのには、いくつもの理由があった。

ニュースから「お宝映像」まで

 まず、放送されている番組を調べてみた。「スカステ」の契約をしている筆者が7月5日朝から翌日の未明まで、休み休みチェックした。午前7時の放送開始前のオープニングでは、星組トップスター・礼真琴が歌うオリジナル曲「SKY Hi!!」が流れ、宝塚大劇場前にある創設者・小林一三の銅像などが映し出される。そして、宝塚歌劇の最新情報を伝える「タカラヅカニュース」が始まった。

 コンテンツの中心は、舞台の録画映像とオリジナル番組だ。この日の舞台の映像で目を引いたのは、2021年に亡くなった元星組トップスター・峰さを理主演の「ジュビリー・タイム!」。1980年代に地上波の他局で放送されたテレビ番組で、スターと浜村淳のトークコーナーも当時のまま。ファンにとっては「お宝映像」だった。

 オリジナル番組も多彩だ。…

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