タマネギ価格安定、東北の出番 生産拡大へ新組織、夏収穫に最適

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東京都内の青果店の店頭に並んだ佐賀県産のタマネギ=2022年5月24日、町野幸撮影
東京都内の青果店の店頭に並んだ佐賀県産のタマネギ=2022年5月24日、町野幸撮影

 2022年春に平年の2倍以上に高騰したタマネギの価格は次第に下落しつつあるものの、まだ高め傾向が続く。そうした中、東北地方でタマネギ生産拡大を目指す新たな組織が3日に設立された。国産タマネギの供給量が落ち込む夏の時期に東北産の供給を増やすことで価格高騰リスクを減らすのが狙いという。

 設立したのは「東北タマネギ生産促進研究開発プラットフォーム」。16年の創業からタマネギ栽培に取り組む農業法人「みらい共創ファーム秋田」(秋田県大潟村)の社長が代表を務め、国の研究機関である農研機構と総合商社の双日が参加。生産者や流通・加工に関わる企業、研究を行う大学や種苗会社などに幅広く参加を募る。東北地方のタマネギ産地化を目指し、東北6県での栽培面積を595ヘクタール(20年度)から700ヘクタール(25年度)に拡大する目標を掲げた。

 タマネギの国内出荷量は121万トン(20年)。産地は北海道が約7割を占め、佐賀県、兵庫県と合わせた3道県に約8割が集中する。北海道産は例年、夏以降収穫が始まり、翌年5月ごろまで市場に出回る。春先以降は佐賀県産と兵庫県産の収穫が増えるが、北海道産に切り替わるまでの6~8月は供給量が落ち込みやすく、この時期の需要は主に中国産の輸入で補ってきた。

 東北地方の気候は…

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