コウノトリ、国内の野生生息が300羽超に 9府県で営巣確認

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兵庫県豊岡市出石町森井の人工巣塔から巣立つ直前のひな(左端)=2022年6月5日撮影、兵庫県立コウノトリの郷公園提供
兵庫県豊岡市出石町森井の人工巣塔から巣立つ直前のひな(左端)=2022年6月5日撮影、兵庫県立コウノトリの郷公園提供

 国の特別天然記念物コウノトリの野生復帰に取り組む兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は、野外で生息する野生コウノトリが7月末で300羽を超えたと発表した。2022年は8府県33カ所の営巣箇所から80羽が巣立つ見込みで、郷公園は「300羽は通過点。電波塔などでの営巣が目立ち始め、巣塔増設が課題になっている」としている。

 郷公園によると、7月末現在、22年は76羽が巣立ち、野外生息数は309羽になっている。05年の豊岡での初放鳥から17年の「100羽」までは12年かかった。その後、20年の「200羽」までは3年、22年の「300羽」までは2年と、増えるペースはさらに上がっていくという。

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