大雨、青森のリンゴ園も打撃 「生産やめるしか…」悲痛な声

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堤防が決壊して岩木川の水が流れ込み、なぎ倒されたリンゴの木=青森県弘前市大川地区のリンゴ園で2022年8月4日午前10時22分、江沢雄志撮影
堤防が決壊して岩木川の水が流れ込み、なぎ倒されたリンゴの木=青森県弘前市大川地区のリンゴ園で2022年8月4日午前10時22分、江沢雄志撮影

 大雨から一夜明けた4日、青森県では日本一の生産量を誇るリンゴへの被害が明らかになった。県内では3日に初めて「線状降水帯」が発生。弘前市大川地区では増水した川の水がリンゴ園に流れ込んだ。農家からは「川の石がこれだけ入ってしまうと生産をやめるしかない」と悲痛な声が上がっている。

 県りんご協会の職員らが4日に被害状況を確認した。大川地区は岩木川と平川が合流する地点に近く、3日午後に堤防が決壊してリンゴ園に水が流れ込み、収穫を控えたわせ品種などほとんどの木が泥につかった。2013年にも台風で浸水被害を受けたが、その後は堤防が整備され、大きな被害は出ていなかったという。

 下山隆志さん(42)のリンゴ園でも、主力品種「ふじ」の大部分が水につかったとみられる。「水がひかないと詳しくはわからないが、これだけの被害は初めて」と肩を落とす。50代の農家の男性も「水が入ってくるのを見ているしかなかった」と力なく話し、別の男性も「泥を取り除くのに人手がほしい」と訴えた。

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