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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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戦争を「自分ごと」に 核廃絶訴えた岡田さんの生涯を書籍化

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命を削りながら、核廃絶を訴え続けた岡田恵美子さん=広島市で2019年7月、長尾真希子撮影
命を削りながら、核廃絶を訴え続けた岡田恵美子さん=広島市で2019年7月、長尾真希子撮影

 8歳の時に広島で被爆し、国内外で30年以上、核廃絶を訴える活動をしていた岡田恵美子さんが昨年4月に84歳で亡くなった。広島在住のジャーナリスト、宮崎園子さん(45)は、岡田さんの平和活動家としての足跡を遺品から検証した本「『個』のひろしま 被爆者 岡田恵美子の生涯」(西日本出版社)を7月末に出版した。岡田さんの生き様から、宮崎さんが子どもたちに訴えたいこととは――。【毎日小学生新聞・長尾真希子】

 岡田さんは爆心地から2・8キロの自宅で被爆した。4歳上の姉は行方不明となり、いまだに見つかっていない。50歳の時にNPOの仲介で米国を訪れ、被爆体験を語ったことをきっかけに平和運動に関わるようになる。2000年からは広島市の平和記念資料館などで自身の被爆体験を伝える証言を続けた。15年には、ノーベル平和賞の授賞式に被爆者代表として招かれた。

 岡田さんが亡くなったのは、昨年4月10日。その30時間前に岡田さんと食事をしていた宮崎さんは、あまりに突然の悲しい知らせに目の前が真っ暗になったという。「話を聞きたくてももう会えない」ということにショックを受けた宮崎さんは、遺族から預かった段ボール10箱以上の遺品を調べていくうちに、「私の知っている岡田さんはほんの一部だけだった」ことに気づいた。そして…

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【広島・長崎原爆】

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