日航機墜落事故、酸素マスク見つかる 御巣鷹山の現場付近で

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今年6月に御巣鷹山のスゲノ沢で発見され、日航機墜落事故から37年を前に公開された酸素マスク=東京都大田区で2022年8月5日午後、北山夏帆撮影 拡大
今年6月に御巣鷹山のスゲノ沢で発見され、日航機墜落事故から37年を前に公開された酸素マスク=東京都大田区で2022年8月5日午後、北山夏帆撮影

 乗客乗員520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から12日で37年となるのを前に、日本航空は5日、事故を起こした機内に備えられていたとみられる酸素マスクを報道陣に公開した。御巣鷹山(群馬県)の墜落現場付近で6月に見つかった。

 日本航空によると、酸素マスクは、多くの犠牲者が見つかった「スゲノ沢」と呼ばれる場所で見つかった。御巣鷹山では登山口に続く道路が2019年の台風19号のため一部で崩落しており、その復旧工事をしていた作業員が6月24日に発見した。ショベルカーで地中から掘り起こされたが、チューブなどは付いたままで大きな損傷などはなかった。乗客や乗員が実際に使用したものかは分からないという。

 スゲノ沢付近では21年7月17日にも、エンジン部品が発見された。部品は直径約20センチのスチール製で、地上にあるのを日本航空の社員が見つけた。

 いずれも台風19号で土砂が流された影響で発見された可能性があるという。日本航空は今後、「日本航空安全啓発センター」での展示などを検討する。

 日本航空安全推進本部安全推進部の酒井宏彰・運営グループ長は「発見された部品は、『安全に対する取り組みをしっかりしているか』というメッセージを我々に発してくれているように感じる。改めて気を引き締め、安全確保に向けて取り組んでいく」と話した。【木下翔太郎】

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