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私が10代の頃は、夏場や年末に心霊番組やオカルト特番、超常現象スペシャルなどがよくテレビで放送されていた。今はテレビでの特番は減っている気がする。本当にあった怖い体験談や、身の毛もよだつような心霊写真を話したり映したりしたら、「それ本物?」と疑われそうだし、万が一捏造(ねつぞう)がバレたら心霊現象より恐ろしいことが待っていそうだ。昔はそこまで訝(いぶか)しむことなく「盆暮れに見せられたものをそれなりに怖がる」プレイとして心得ている感じだった。生放送中に心霊現象らしきものがあってゲストが倒れたり泣いたりして霊能力者や住職が緊急除霊!…なんて展開にハラハラした。
最近は動画サイトやネットラジオなどで、いわゆる「怖いやつ」は配信されていると夫から聞いた。夫もそういう類(たぐい)の話に興味があり、昔からテレビの特番も観(み)ていたという。大人になり、「特番減ったなぁ」と物足りなさを感じていたら、インターネットでの配信にたどり着いたらしい。いわゆるメジャーな扱いからは少し遠のいたが、見る人は見るし、好きな人はのめり込める。特別な世界観にどっぷり浸れる。「私だけ…
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