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『ウイルスって何だろう どこから来るのか?』=青野由利・著

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『ウイルスって何だろう』
『ウイルスって何だろう』

 (ちくまQブックス・1210円)

 かつて、ウイルス学者川喜田愛郎(よしお)先生に『生物と無生物の間』(岩波新書)という名著があった。のちにこの題名をほとんどそっくり頂いた書物も出版されたようだが。青野由利さんの本書は、川喜田版の後継として、多くの人に親しんで貰(もら)える、小さいけれど、好著となった。

 ウイルスが史上初めて結晶として捕らえられたタバコモザイクウイルスの話から、DNAやRNAがほとんど裸で存在するのがウイルス、という一つの結論まで辿(たど)り、現コロナについて、インフルエンザのそれとの違いも含めて丁寧な解説がある。

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