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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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ウクライナ南部原発に砲撃、双方が相手の攻撃と非難

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ロシア軍が制圧したウクライナ南東部のザポロジエ原発=2022年3月4日=AP 拡大
ロシア軍が制圧したウクライナ南東部のザポロジエ原発=2022年3月4日=AP

 ロイター通信などは5日、ロシア軍が支配するウクライナ南部のザポロジエ原発に対する砲撃があり、施設の高圧線が損傷したと報じた。ロシアとウクライナ双方が相手による攻撃と主張している。ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムによると、放射線量の上昇は観測されていない。

 ロシア国防省は5日、ウクライナ軍が同日夕、原発と近隣の町に向け砲弾計20発を撃ち込み、原発敷地内で一時火災が発生したと発表した。火災はレスキュー隊が消し止め、発電施設の一部を停止するなどの措置を取ったという。同省は「原子力テロを実行するウクライナ政権の犯罪行為を非難するよう国際機関に求める」としている。

 一方、ウクライナ国営ウクルインフォルム通信は、ロシア側が5日夜に多連装ロケットシステムで原発を攻撃し、砲弾3発が原子炉などがある発電施設付近に着弾したと報じた。

 ロシア国防省は7月にも、同原発近くの建物にウクライナ軍の無人機が砲弾2発を撃ち込んだと発表した。しかし、米シンクタンクは、ロシア軍がウクライナ軍を装って実行した「偽旗作戦」の可能性を指摘している。

 米メディアによると、ロシア軍は同原発に重火器を配備するなど軍事拠点化しており、同原発から周辺の都市に砲撃を加えているとみられる。ウクライナ軍は、原発の北側を流れるドニエプル川の対岸の街に拠点を置き、緊張状態が続いている。

 同原発は欧州最大級の原発で、ロシア軍が3月に制圧し、支配下に置いた。【ブリュッセル宮川裕章】

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