JR磐越西線 喜多方-野沢間、当面不通 大雨による鉄橋崩落で

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激しい雨の影響で一部崩落した、濁川にかかるJR磐越西線の鉄橋=福島県喜多方市で2022年8月4日午後0時半、玉城達郎撮影 拡大
激しい雨の影響で一部崩落した、濁川にかかるJR磐越西線の鉄橋=福島県喜多方市で2022年8月4日午後0時半、玉城達郎撮影

 記録的な大雨により福島県喜多方市の濁(にごり)川にかかる磐越西線の鉄橋が一部崩落した問題で、JR東日本仙台支社は、崩落の区間を含む喜多方―野沢(福島県西会津町)間の運転を当分の間見合わせると発表した。濁川の水量は依然として多く、周辺道路の安全も確認できていないなどとして、代行バスを走らせる見通しも立っていないという。【松本ゆう雅】

 同支社によると、不通区間の1キロ当たりの1日の平均利用者数(2021年度)は402人。県教委によると、県立高校は沿線全体に15校あり、このうち不通区間には11校、利用する生徒は216人に上るという。

 県教委の関係者は「このままだと登下校の時間が長くなり、生徒や保護者への負担も増えるのではないか」と懸念を示した。

 一方、JR東日本新潟支社は5日、会津若松―新津(新潟市)間で週末に運行している蒸気機関車「SLばんえつ物語」を当分の間、全区間で運休すると発表した。

 SLばんえつ物語号は1999年4月にデビューした。車体のC57―180は細身の優美な形から「貴婦人」の愛称で鉄道ファンなどに親しまれている。観光への影響は大きいとみられる。

浸水被害、各地で 水田や農地、のり面崩壊

 記録的な大雨の被害が徐々に判明してきた。5日午後5時現在、喜多方市など会津地方を中心に住家は29世帯26棟で床上浸水し、117世帯119棟で床下浸水していた。川の氾濫や農地の崩壊なども各地で明らかになった。

 国土交通省によると、県管轄の阿賀川支流のうち、一の戸川、高橋川、奥川が氾濫していた。

 県災害対策課によると、喜多方市では4カ所の浄水場で運転が停止。停電の影響とみられるという。二本松市上長折では工事中の太陽光発電施設の敷地内から雨水が流れ出して山腹が崩壊し、国道459号に土砂が流入した。喜多方市や柳津町、会津坂下町では、各地で水田や農地ののり面、あぜ道が崩落するなどした。

 道路も北塩原村の桧原と大塩の一部村道で冠水が続いた。喜多方市では、倒木やのり面崩落、橋台の損傷などが確認され、複数箇所で通行止めが続いている。

 一時約700世帯が断水していた大玉村は5日夕までに解消された。県内では、西会津町奥川地区の12世帯の断水が続いているという。【磯貝映奈】

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