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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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原発事故で解体の幼稚園 園児に個別連絡なく私物撤去へ

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道具類の散乱したロッカーで見つけた自分の自由帳を眺める白戸さん(手前)と母親の寿江さん=福島県大熊町の町立大野幼稚園で2022年7月29日午前10時43分、尾崎修二撮影
道具類の散乱したロッカーで見つけた自分の自由帳を眺める白戸さん(手前)と母親の寿江さん=福島県大熊町の町立大野幼稚園で2022年7月29日午前10時43分、尾崎修二撮影

 東京電力福島第1原発事故で使われなくなった福島県大熊町立大野幼稚園のかつての園舎に11年放置された通園バッグや道具箱などの私物について、町が当時の園児約200人に持ち出せる機会を連絡することなく撤去することが明らかになった。町は7月下旬に園舎を事故後初めて開放したが、広報紙やホームページでの周知にとどめ、9月にも私物とともに園舎を撤去する。町担当者は「個別に案内する余裕がなかった」と釈明している。

 1972年開園の大野幼稚園は震災当時196人が在籍し、園舎のあるエリアは6月30日に避難指示が解除された。町は昨年6月に当時の保護者から見学や私物持ち出しの機会を設けてほしいと要望を受けていたが、園舎開放に向けて、県内外に散らばった当時の園児の避難先に個別の案内を郵送する準備は進めていなかった。

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