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王者からあふれた叫び 羽生結弦さんが笑顔の奥にしまい込んでいた感情

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フリーの演技を終えた羽生結弦選手。前かがみになって感極まる表情を見せた=江陵アイスアリーナで2018年2月17日、手塚耕一郎撮影
フリーの演技を終えた羽生結弦選手。前かがみになって感極まる表情を見せた=江陵アイスアリーナで2018年2月17日、手塚耕一郎撮影

 演技を終えたリンクには無数の「プーさん」が降り注いだ。祝福のシャワーの中、前かがみの姿勢で私の方に向かってきた羽生結弦選手が方向を変えると横顔が見えた。喜びの笑顔とは違う。ただただ感情があふれ出た、なんとも言えない表情だった。

 2018年平昌オリンピックのフィギュアスケート男子で66年ぶりとなる五輪連覇に挑んだ羽生選手。期待を一身に背負った五輪シーズンの終盤、NHK杯公式練習で、4回転ルッツの着氷に失敗して右足首を負傷する。その後の試合を回避し、3カ月後の五輪はぶっつけ本番で臨んだ大会だった。

 本番会場のリンクに初めて姿を見せたのは、ショートプログラム(SP)の3日前。報道陣には張り詰めた空気が流れていたが、羽生選手はいつものクールな表情を変えなかった。普段通りの練習風景。記者会見では笑顔を見せ、「何も不安要素はない」と万全な準備を強調した。「足首は本当に大丈夫なのだろうか」。自分も含め、その場にいた多くの人が一抹の不安を感じていた。

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