特集

旧統一教会

安倍元首相銃撃事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に改めて注目が集まっています。

特集一覧

水面下で進む「身体検査」、その実態は 内閣改造に向け急ピッチ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=首相公邸で2022年7月31日午後6時21分、西夏生撮影
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=首相公邸で2022年7月31日午後6時21分、西夏生撮影

 岸田文雄首相が10日に行う内閣改造・党役員人事では、新たな閣僚・党役員に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点があるかも焦点の一つとなっている。人事の刷新は政権浮揚が見込める半面、新たな布陣にスキャンダルが発覚すれば、その効果は帳消しとなる。そのため、入閣候補者らに不祥事がないか調べる「身体検査」が重みを持つが、その実態は秘密のベールに包まれている。

 「身体検査」という永田町の隠語が一般に広まったのは小泉純一郎政権からとされる。人事が首相官邸主導で行われるようになり、当時の飯島勲首相秘書官が身体検査を徹底的に行った。ただ、個別の身体検査の内容や、調査を受けて入閣が見送られたケースなどが外に漏れることはほぼない。

 政府関係者によると、10日の内閣改造に向けて急ピッチで身体検査が進められているという。身体検査は主に内閣官房内閣情報調査室(内調)や警察庁、公安調査庁が担う。内調は、政治資金収支報告書や、過去に週刊誌などで記事になったスキャンダル、政治家の地元での風評などを調査。その際、…

この記事は有料記事です。

残り843文字(全文1292文字)

【旧統一教会】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集