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「習1強」の行方

習近平氏が今秋に控える党大会で、異例の総書記3期目入りを目指します。「習1強」の中国はどこに向かうのでしょうか。

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「習1強」の行方

ペロシ氏訪台、強硬・習近平氏に追い風か 注目の北戴河会議

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高速道路の途中にある北戴河の休憩所。当局者らが記者を訪ねてきた=河北省北戴河付近で2022年7月26日、米村耕一撮影
高速道路の途中にある北戴河の休憩所。当局者らが記者を訪ねてきた=河北省北戴河付近で2022年7月26日、米村耕一撮影

 中国共産党・政府の現役指導者や引退した幹部らは8月上旬、中国河北省北戴河(ほくたいが)の海辺の保養地に集まり、意見を交わす。今年は秋の党大会を控え、人事や大きな政策に関する方向性が議論される可能性がある。習近平共産党総書記(国家主席)の異例の3期目入りについて、長老から懸念や忠告の声が出るのかが注目される。一方で、台湾海峡をめぐる米中対立の激化が議論に影響を与えそうだ。【北京・米村耕一、岡崎英遠】

ペロシ米下院議長の台湾訪問で状況一変

 7月26日、記者は北京から北戴河に向かった。高速道路の出口の手前で渋滞につかまり停車していると、中国人の運転手に当局者から電話で指示があった。「あなたが乗せてきた人物は北戴河には入れない。一緒に北京に戻るように」。記者が北戴河に近づいていることをすでに把握していたようだ。

 その後、高速道路の休憩所にいた記者のところに、新型コロナウイルス対策担当者だと名乗る当局者が現れた。「どうして私がここにいることを知っているのか」と聞くと、…

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