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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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「被爆者二度と作らないで」 合唱団、平和祈念式典で最後の歌声

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 長崎に米国の原爆が投下されて77年の9日、「長崎を最後の被爆地に」との願いを込めて、長崎市の平和公園で平和祈念式典が開かれた。式典の冒頭、被爆者で作る平均年齢81歳の合唱団「被爆者歌う会ひまわり」が高齢のため、今年で最後となる歌声を響かせた。「もう二度と作らないで わたしたち被爆者を」

 ひまわりは2004年、原爆症認定などを求める活動をしていた被爆者団体から「被爆者を励ます歌を作ってほしい」との声が上がり、長崎市の音楽家、寺井一通さん(73)が結成を呼びかけた。10年から平和祈念式典の冒頭で歌い、沖縄や米ニューヨーク、独ミュンヘンなどでも歌声を披露した。19年11月には長崎を訪れたフランシスコ・ローマ教皇の前でも歌った。

 しかし、20、21年の式典では、新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため「ひまわり」の合唱は見送りに。長崎市のコミュニティーセンターで続けていた週1回の練習もできなくなり、会員らは「歌う」という心のよりどころを失った。ピークの15年に約60人いたメンバーは11人に減った。

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【広島・長崎原爆】

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