三宅一生さん死去 84歳 世界的ファッションデザイナー

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三宅一生さん=東京都渋谷区で2007年7月13日、丸山博撮影
三宅一生さん=東京都渋谷区で2007年7月13日、丸山博撮影

 機能と美しさを兼ね備えた革新的な衣服を次々と世に送り出し、国内外のファッションに大きな影響を与えた世界的デザイナーで文化勲章受章者の三宅一生(みやけ・いっせい、本名・三宅一生=みやけ・かずなる)さんが5日、肝細胞がんのため死去した。84歳。葬儀は近親者で営んだ。

 広島県生まれ。多摩美術大でグラフィックデザインを学び、卒業後の1965年に渡仏。パリの洋裁組合学校や著名デザイナーの元でオートクチュール(高級注文服)の修業を積んだ。帰国後の70年にデザイン事務所を設立し、東京や米国でコレクションを発表。71年にブランド「イッセイミヤケ」を立ち上げ、73年にパリコレクションに進出した。

 立体重視の西洋式とは対極の「1枚の布」という考え方に基づいて服を製作。刺し子やかすりなど伝統素材も取り入れ、羽織ったり体に巻き付けたりして形が決まる新しい服を提案した。東西文化を融合させた独創性は高く評価され、「ケンゾー」創業者の高田賢三さんと共にプレタポルテ(既製服)が主流になった世界のファッション界をリード。77年、服飾分野で初めて毎日デザイン賞を受賞した。

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