特集

広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

特集一覧

「声を上げ続けたい」 父と弟の遺志を継ぐ長崎の被爆2世

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
亡くなった父東洋一さんと弟俊也さんの遺志を継ぐと話す井原和洋さん=長崎市の平和公園で2022年8月9日、平川義之撮影
亡くなった父東洋一さんと弟俊也さんの遺志を継ぐと話す井原和洋さん=長崎市の平和公園で2022年8月9日、平川義之撮影

 長崎原爆の投下から77年の9日、長崎市の平和祈念式典に出席した被爆者団体「長崎県被爆者手帳友の会」事務局の井原和洋(かずひろ)さん(64)=長崎市=は、3年前に83歳で他界した被爆者の父東洋一(とよかず)さんと、7月に59歳の若さで死去した弟俊也さんの冥福を祈った。「被爆者はいずれいなくなり、人間は忘れていく。世界の市民と連帯して声を上げ続けたい」。和洋さんは、平和運動に奔走した2人の遺志を継ぐと誓った。

 長崎市出身の和洋さんは大学卒業後、舞台芸術の演出助手として東京都内の劇団に入った。被爆2世という意識は薄く、師事した演出家が偶然にも長崎の被爆者で体験を語ってくれた時に「そういえば、おやじも被爆者なんだよな」と考えたくらいだった。東洋一さんからゆっくりと被爆体験の話を聞くこともなく、東京や愛知で仕事を続けた。

この記事は有料記事です。

残り866文字(全文1227文字)

【広島・長崎原爆】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集