再審開始に期待込め 袴田秀子さん、証人尋問振り返る /静岡

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袴田巌さん(左)の画像を横目に見つつ、再審請求審の様子を振り返る姉の秀子さん=浜松市中区で2022年8月9日、太田圭介撮影
袴田巌さん(左)の画像を横目に見つつ、再審請求審の様子を振り返る姉の秀子さん=浜松市中区で2022年8月9日、太田圭介撮影

 1966年に静岡市清水区(旧清水市)で一家4人が刺殺された強盗殺人事件で死刑が確定し、静岡地裁の再審開始決定で2014年に釈放された袴田巌元被告(86)の姉・秀子さん(89)が9日、浜松市内で記者会見に臨み、東京高裁での再審請求差し戻し審の証人尋問を振り返り「今は再審開始になると思う」と期待を込めた。

 証人尋問は7月22日から8月5日まで非公開で3回あった。事件現場近くのみそタンク内で見つかった犯行時の着衣とされる衣類5点に付いた血痕について、弁護側の法医学者が「1年以上みそに漬かった血痕には赤みが残らない」、検察側の法医学者は「1年以上みそ漬けされても赤みが残る可能性もある」とそれぞれの主張に沿って証言したという。

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