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安倍元首相銃撃事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に改めて注目が。政治家との関わりなどが次々と明らかに。

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改造後もまた…?「身体検査、不十分内閣」 鈴木エイト氏

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初閣議に臨む岸田文雄首相(中央)、林芳正外相(左)、高市早苗経済安全保障担当相=首相官邸で2022年8月10日午後7時7分、三浦研吾撮影
初閣議に臨む岸田文雄首相(中央)、林芳正外相(左)、高市早苗経済安全保障担当相=首相官邸で2022年8月10日午後7時7分、三浦研吾撮影

 「身体検査、不十分内閣」。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を追及してきたジャーナリストの鈴木エイトさんは取材に、岸田文雄首相が10日に発足させた改造内閣をそう断じた。安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、世論の批判が強まる教団と自民党議員などとの関係。岸田首相は、当初想定の9月から前倒しして内閣改造・党役員人事を行い、教団や関連団体との関係を認めた7閣僚を交代させたが、改造後も、少なくとも同数の閣僚7人と党四役の1人が、教団などとの接点を持っていたことが判明した。刷新をアピールするもくろみは崩れたようだ。【金森崇之、田中裕之、安藤龍朗】

どこまで身体検査したのか

 鈴木さんは「教団と関わりを持っていた閣僚の数は、内閣改造後も減っていない。今回の改造は、国民向けのガス抜きだとしか思えません」と強調する。

 岸田首相は内閣改造にあたり、新閣僚らに対して旧統一教会との関係の有無を点検し、結果を公表するよう指示する考えを表明。ただ、鈴木さんは「どこまで厳密に身体検査をしたのか疑問です」と話す。

 例えば、経済再生担当相に再任された山際大志郎氏について、鈴木さんは2018年に開かれた旧統一教会の関連団体が開いたセミナーなどに出席していたことを、数年前から指摘し、ニュースサイトなどで報じてきた。

 そうした指摘を受けても、山際氏は内閣改造の前、報道陣からの質問に対して旧統一教会との関わりを明らかにしなかった。だが、再任が決まった10日に一転し、記者会見で「過去に旧統一教会に関連するとされる団体のイベントに出席したことがあることが分かりました。いずれも通常の政治活動の一環だったと認識しています」などと述べ、同イベントに出席していたことを認めた。同氏の資金管理団体が13年、旧統一教会の友好団体「平和大使協議会」に会費1万円を支出していたことも明らかにした。

 山際氏は、自身と旧統一教会との関係について、「私自身が旧統一教会や関連団体と関係があるわけではありません」「団体がどのような方々が主催しているものだということを(出席の際に)明確に確認したかどうかは私には分からない」などと釈明した。

 だが、鈴木さんは、「私は、自民党内部からも『山際さんと旧統一教会は関わりがある』と聞いたことがあります。岸田さんは、よく山際さんを閣僚に残したなと感じます」と驚きを隠さない。

新たに…

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