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毎日新聞戦中写真アーカイブ

毎日新聞特派員が戦時期に撮った写真6万点をデジタルアーカイブ化します。終戦80年に向け、幅広い世代と戦争について考えます。

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残像・戦争の記憶と記録

白黒をAIでカラーに 遠い過去を近づける「戦中写真アーカイブ」

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毎日新聞の戦中写真アーカイブについて説明する東京大大学院の渡邉英徳教授(右)と京都大の貴志俊彦教授=東京都文京区で2022年5月18日、猪飼健史撮影
毎日新聞の戦中写真アーカイブについて説明する東京大大学院の渡邉英徳教授(右)と京都大の貴志俊彦教授=東京都文京区で2022年5月18日、猪飼健史撮影

 戦後77年、当時を記憶に残す人は少なくなり、日本に暮らす私たちにとって戦争は着実に遠い出来事になりつつある。

 「戦争というものは、それを過去のものとして遠く感じた時、もう一度起きてしまうもの」と東京大大学院の渡邉英徳教授は語る。渡邉教授は情報デザインを専門とする研究者として、被爆地や戦地の写真をデジタル地図上に落とし込んだり、カラー化したりする取り組みを進めてきた。

 今に生きる私たちが、戦争を伝える過去の写真から読み取るべきものは何か――。【春増翔太/東京社会部】

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