防げ「観光公害」、京都の挑戦 混雑緩和・マナー啓発・コロナ対策… 訪日外国人、地域経済に不可欠

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観光マナーを啓発する掲示板の前で、観光客の急増によって変わった京都の街について語る中井治郎さん=京都市東山区で2022年6月29日午後4時35分、小坂剛志撮影
観光マナーを啓発する掲示板の前で、観光客の急増によって変わった京都の街について語る中井治郎さん=京都市東山区で2022年6月29日午後4時35分、小坂剛志撮影

 新型コロナウイルス禍で打撃を受けた京都の観光。6月10日に訪日外国人観光客の受け入れが再開され、回復の兆しもうかがえるが、以前のような混雑した状態に戻れば、再び「観光公害」が問題化しかねない。感染対策を講じながら、地域の経済と住民生活を両立させるには何が必要なのか。

 「コロナ禍の前は人がいっぱいで前に進めなかった。本当にすいてますね」。社会学者の中井治郎さん(45)=龍谷大非常勤講師=と6月末、京都市中心部の鴨川に架かる四条大橋から祇園付近を歩いた。

 中井さんは学生時代から京都周辺で暮らし、外国人観光客の急増と共に変わっていった街の風景を目の当たりにしてきた。「昔の祇園は静かで緊張感があり、近寄りづらかった。観光客が増えて、ワイワイガヤガヤするようになった」と振り返る。

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