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日本で唯一「梅雨がない地域」とされる北海道。気象庁が毎年発表する「梅雨入り」「梅雨明け」は、北海道は対象外だ。だが、そんな北海道の気象に異変が起きている。今年は6月から7月にかけて降水量が多く、ジメジメと湿度の高い日が続いたのだ。カラッとした気候で涼しいと言われてきた北海道の夏。その“定説”を揺るがす異変の原因を探った。【真貝恒平】
6月に旭川で平年の2.6倍の降水量
札幌管区気象台によると、6月の月間降水量は道内の主要22観測地点すべてで平年値を上回った。特に旭川市では6月28~30日の局地的な大雨により、平年比2・6倍の189ミリに上り、1889年の統計開始以降で最多を更新した。
「6月の大雨はまさに梅雨だった」と話すのは、日本気象協会北海道支社の加賀谷英和さんだ。日本の南にある太平洋高気圧が…
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