思いやる心が惨禍を防ぐ 「できるかな」高見のっぽさんの言葉 大人が子をだます戦争の愚

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 会いたい人がいた。NHKの工作番組「できるかな」(1970~90年)で活躍した「ノッポさん」こと高見のっぽさんだ。チューリップハットにサスペンダー姿。そのノッポさん、言いたいことがあるという。戦後77年の夏、ロシアによるウクライナ侵攻が続く。ノッポさんの言葉に耳を傾けた。

「国のために犠牲に」なんて冗談じゃない

 「あっ! ノッポさんだ!」。思わず叫びそうになった。じーん。ちょっと感動。でも、足元がおぼつかないように見える。

 「実は3年前、おちびさんと遊んでいて足の骨を折って、入院したんです。怠けて食欲もなかったから10キロもやせたけど、今は体重も戻って、もう大丈夫」。そう言うと、椅子に腰掛けながら軽快なステップを披露。88歳になるが、元気そのものだ。

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