絵本作家・ヨシタケシンスケさん ネガティブさが開いた世界 兵庫・伊丹で大規模個展

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約2000点のイラストは「必死に世の中を面白がろうと、自分を励ますために描いている」と話すヨシタケシンスケさん=市立伊丹ミュージアムで2022年7月14日、山田夢留撮影
約2000点のイラストは「必死に世の中を面白がろうと、自分を励ますために描いている」と話すヨシタケシンスケさん=市立伊丹ミュージアムで2022年7月14日、山田夢留撮影

メモ2000点、頭の中のぞき見

 日常の一コマから奇想天外なへりくつまで。絵本作家・ヨシタケシンスケさんが描く世界は、子どもから大人まで多くのファンをひきつけている。ところがヨシタケさん、実は根っからネガティブで、「すぐ自分のことも世の中のこともイヤになっちゃう」タイプなんだそう。デビューから約10年。「ずっと自己肯定感は低いまま」というが、そのネガティブさこそが、唯一無二のヨシタケワールドを生んだカギでもあるようで……。

 現在、初の大規模個展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」が、東京会場に続き市立伊丹ミュージアム(兵庫県伊丹市)で開催されている。7月半ば、内覧会に登場したヨシタケさんのあいさつは、確かにネガティブだった。「僕の原画は小さい上に色が付いてないので、絵本より情報量が減っちゃう。だから僕が絵本原画展やっても、わざわざ来る必要がないじゃないかってところがそもそものスタートで、原画展が開けるとは思わなかった…

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