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つなぐ・被爆77年

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/2 考えることやめない 祖母の体験、書ける日まで 芥川賞作家・小山田浩子さん(38) /静岡

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インタビューに答える、芥川賞作家の小山田浩子さん
インタビューに答える、芥川賞作家の小山田浩子さん

 広島県で生まれ育ち、別の場所で暮らしたことがない。広島の人は子どもの頃から平和教育を受け、折り鶴を折って被爆証言を聞き、平和への思いがあるはずなのに、行動につながっていないと感じる。最たるものが投票率の低さだろう。日々の生活と戦争や政治は全部つながっているのに。

 ロシアによるウクライナ侵攻で、為政者のチョイスが戦争に直結するということを今までになくみんなが感じている。私が学校で教わりたかったのは、そういうことだ。私たちは原爆や戦争を自然災害かのように習い、原因や今の社会とのつながりについて考えることを学ばなかったのではないか。

 広島は来年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)開催地だが、被爆都市であることが観光資源のように利用されていると感じることがある。海外の為政者がヒロシマに触れることに価値はある。だが日本政府が核兵器廃絶を見据えた行動をしているようには見えず、ダブルスタンダードだ。

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