今年はどうなる? カメムシが多い年は大雪になる説の真実

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かんきつ類の汁を吸うクサギカメムシ。秋から冬にかけて家の中に入り込んで来るカメムシの中で最も一般的な種類だ=山口県農林総合技術センター提供
かんきつ類の汁を吸うクサギカメムシ。秋から冬にかけて家の中に入り込んで来るカメムシの中で最も一般的な種類だ=山口県農林総合技術センター提供

 今年はカメムシが数多く発生する「表年」に当たり、これまでに24都道府県が農家向けの「カメムシ注意報」を発表して農作物被害への注意を呼びかけているという記事を先日書いたところ、ニュースサイトの記事に「カメムシが多い年は大雪になるらしい」といったコメントが数多く寄せられた。福岡に住む記者は知らなかったが、地域によってはカメムシの大量発生と冬の寒さや大雪を関連付ける言い伝えが昔からあるようだ。本当に関係があるのだろうか。調べてみた。

 「東北に住んでいるとカメムシで今年の雪を予想しちゃいます」「祖母から昔、カメムシが秋に大量発生すると大雪になると聞いたことを思い出しました」「大量発生の冬は大寒波になる傾向とか。いまは暑いけど冬も心配」

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