ジョン・レノンの定宿 軽井沢「万平ホテル」、初の大規模改修へ
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

日本の西洋式ホテルの草分けとされ、ビートルズの元メンバーでミュージシャンのジョン・レノン(1940~80年)が避暑の定宿としたことでも知られる「万平(まんぺい)ホテル」(長野県軽井沢町)は2023年1月、初の大規模改修に入り、24年夏まで1年半休業する。老朽化を理由としている。建て替える建物もあるが、ジョン・レノンが泊まった「アルプス館」は、できるだけ原型を残して修繕するという。西川真司支配人は「24年の開業130周年を記念した事業。将来に向かってホテルを維持し、ホスピタリティー(手厚いもてなし)を期待するお客様の気持ちに応えたい」と話した。
ホテルは1894年に創業。シンボルになっている正面のアルプス館は1936年建築で、国の登録有形文化財。木造で、北欧に多い「ハーフ・ティンバー」様式の外観は軽井沢の象徴とも言われる。完成から86年たち、傷みが多くなったため今回の計画に踏み切る。
この記事は有料記事です。
残り993文字(全文1390文字)