ジョン・レノンの定宿 軽井沢「万平ホテル」、初の大規模改修へ

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万平ホテルのシンボル「アルプス館」。細い道を入った林の中にある=長野県軽井沢町で2022年8月4日午後1時23分、去石信一撮影
万平ホテルのシンボル「アルプス館」。細い道を入った林の中にある=長野県軽井沢町で2022年8月4日午後1時23分、去石信一撮影

 日本の西洋式ホテルの草分けとされ、ビートルズの元メンバーでミュージシャンのジョン・レノン(1940~80年)が避暑の定宿としたことでも知られる「万平(まんぺい)ホテル」(長野県軽井沢町)は2023年1月、初の大規模改修に入り、24年夏まで1年半休業する。老朽化を理由としている。建て替える建物もあるが、ジョン・レノンが泊まった「アルプス館」は、できるだけ原型を残して修繕するという。西川真司支配人は「24年の開業130周年を記念した事業。将来に向かってホテルを維持し、ホスピタリティー(手厚いもてなし)を期待するお客様の気持ちに応えたい」と話した。

 ホテルは1894年に創業。シンボルになっている正面のアルプス館は1936年建築で、国の登録有形文化財。木造で、北欧に多い「ハーフ・ティンバー」様式の外観は軽井沢の象徴とも言われる。完成から86年たち、傷みが多くなったため今回の計画に踏み切る。

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