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残像・戦争の記憶と記録

77年前に終わった戦争の記憶と記録は今、どれだけ残っているのでしょう。戦時中の記者たちが遺したものから考えました。

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立場に寄らない「第三者の目」 記者が残した写真、資料の持つ価値

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南京を占領した日本軍の入城を報じる1937年12月18日の東京日日新聞(現・毎日新聞)朝刊の一面。「輝く殊勲」「皇軍の大威容」と派手な見出しが目を引く
南京を占領した日本軍の入城を報じる1937年12月18日の東京日日新聞(現・毎日新聞)朝刊の一面。「輝く殊勲」「皇軍の大威容」と派手な見出しが目を引く

 かつて日本が突き進んだ戦争への道で、新聞はどんな役割を担ったのか。当時の写真や記事、今に残る資料は、戦後77年を経た今に何を伝えるのか。

 「私たちのモラルや価値観は、過去の事実への認識によって形成されます。だから、これからの戦争のことを考えるためには、昔の話を知らなければなりません」

 中国近現代史が専門で、日中戦争研究の第一人者として知られる笠原十九司・都留文科大名誉教授(78)は、そう語る。そして、ロシアによるウクライナ侵攻の話も引きつつ、プロパガンダに寄らないための「第三者の目」の大切さを説く。【春増翔太/東京社会部】

 ――日中、太平洋戦争における報道をどう評価しますか。

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