最低賃金、時給920円に 31円引き上げ 02年以降最大 /北海道

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 北海道地方最低賃金審議会は、道内の最低賃金を889円から920円に改正するように北海道労働局長に答申した。31円の引き上げは、中央最低賃金審議会で示された目安よりも1円高く、最低賃金が時給換算となった2002年以降で、最大の引き上げ額となった。今後、道民の意見を聞く異議申立期間を経て、早ければ10月2日から適用される。

 中央最低賃金審議会は、地域の経済情勢などを勘案し、各都道府県で最低賃金の引き上げ価格の基準を決めた。北海道は「30円の引き上げ」とされていたが、北海道地方審は道内の消費者物価の上昇率が全国よりも高い水準になっている状況などを考慮し、1円を上乗せした「31円の引き上げ」が適当とした。

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