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東京五輪汚職

東京オリンピックのスポンサー選定を巡る汚職事件で、大会組織委元理事らが逮捕。祭典の裏で何が。

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「収賄五輪」歴史に刻印 組織委元理事逮捕、スポーツ倫理学者指摘

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友添秀則・日本学校体育研究連合会会長=本人提供
友添秀則・日本学校体育研究連合会会長=本人提供

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)が受託収賄容疑で逮捕された。五輪を巡っては不明朗な金銭授受が行われた歴史がある。なぜ、五輪とカネは切っても切れない関係にあるのか。五輪とスポーツ倫理に詳しい友添秀則・日本学校体育研究連合会会長に聞いた。【構成・小林悠太】

「所詮、五輪はそんなもの」

 東京五輪・パラリンピックは、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言下だったが、多くの国民の協力によって開催できた大会だった。その裏側で私腹を肥やす行為は決して看過できない。高橋元理事による汚職は事実なら大会そのものへの冒とくで、レガシー(遺産)を水泡に帰してしまった。今後、東京大会は「収賄汚職五輪」として歴史に刻まれてしまうだろう。

 近代五輪の創始者であるクーベルタン男爵はアマチュアリズムを重視し、外部の力に影響されず、スポーツそのものを大事にしてきた。しかし、国際オリンピック委員会(IOC)は1974年、アマチュアに限定していた五輪参加の規定を削除し、民営方式で黒字化に成功した84年ロサンゼルス五輪以降は商業化をさらに推し進めた。

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【東京五輪汚職】

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