「四国新幹線」構想 足踏み続け半世紀 「空白地帯」の疑問

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1988年に開通した瀬戸大橋。ところどころにさびが目立つ=香川県坂出市で2022年4月23日午後2時55分、川原聖史撮影
1988年に開通した瀬戸大橋。ところどころにさびが目立つ=香川県坂出市で2022年4月23日午後2時55分、川原聖史撮影

 JR四国(本社・高松市)は5月に公表した2020年度の収支で、全路線が赤字に転落した。国の有識者会議は7月に利用客の少ない地方鉄道の見直しに関する提言をまとめた。新型コロナウイルス禍による収入減で、改革は待ったなしだ。四国は大都市がなく、経営が厳しい。28日に投開票される香川県知事選を前に、四国から今後の鉄道網のあり方を考える。

 「コロナ禍がここまで影響するとは」――。100円稼ぐのに必要なコスト(営業係数)が20年度で2倍超の「268円」となったことにJR四国社員の間で衝撃が広がった。5月に公表した20年度の路線別の収支で、これまで唯一の黒字で「ドル箱路線」だった瀬戸大橋線も15億4000万円の赤字に転落。全路線の赤字総額は計225億円にも及んだ。

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