「アマゾンの保護は最優先」 ブラジル大統領選立候補のルラ氏

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
記者会見するルラ元大統領=サンパウロで2022年8月22日、中村聡也撮影
記者会見するルラ元大統領=サンパウロで2022年8月22日、中村聡也撮影

 南米ブラジルで10月に実施される大統領選で、アマゾンの熱帯雨林開発の是非が争点の一つに浮上している。再選を狙う現職の極右、ボルソナロ大統領(67)=自由党=がアマゾンの保護よりも開発を重視するのに対し、左派のルラ元大統領(76)=労働党=は保護が「最優先事項」だとして国際社会と連携して取り組む方針を示す。アマゾンを巡ってはボルソナロ政権下で森林破壊が進んでいると国際的に批判されている。

 10月2日に投開票されるブラジル大統領選は、ボルソナロ氏とルラ氏による事実上の一騎打ちの構図。2003~10年に大統領を務めたルラ氏は貧困層を中心に人気が高い。世論調査機関ダッタフォーリャによると、8月の支持率はルラ氏が47%と首位で、32%のボルソナロ氏をリードしている。

この記事は有料記事です。

残り531文字(全文864文字)

あわせて読みたい

ニュース特集