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料理のプロの二人が隔週で交互に登場し、共通テーマに沿って自慢のレシピと調理のポイントを説明します。

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笠原将弘さんのレシピ 切り干しダイコンのハリハリ漬け

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切り干しダイコンのハリハリ漬け=尾籠章裕撮影
切り干しダイコンのハリハリ漬け=尾籠章裕撮影

今週のテーマ=もっと知りたい作り置き

食べきるまで何度か混ぜる

 ハリハリ漬けは干したダイコンを刻んで酢としょうゆにつけたものです。かんだときにハリハリと音がすることから、その名がついたと言われています。

 今回はおなじみの乾物、切り干しダイコンを使って作りますよ。水に長時間つけていると歯ごたえがなくなるので、洗って水気をしっかり絞るだけ。食べやすい長さに切っておきます。

 スルメを切って入れるレシピもありますが、もっと手軽にさきイカで。ほかにも、細切りがごめ昆布(なければ普通の昆布)、干しシイタケと、いいダシが出る食材を一緒に入れましょう。酢やしょうゆ、みりん、砂糖を合わせた調味液も煮立てなくてOK。具材とよく混ぜ合わせます。

 最後に、ダイコンを加えてサッと混ぜ合わせれば完成です。簡単でしょ? 3時間以上おいて味をなじませてから召し上がってください。

 冷蔵庫で1週間ほどもちますが、おいている間も何度か混ぜることをお忘れなく。ねかせておくほどうまみが出て、おいしくなります。

 数の子やイクラを加えた、ごちそうっぽいアレンジもOK。ピリッと辛い副菜は箸休めにピッタリ。ぜひ常備菜に!

材料

(作りやすい量)

切り干しダイコン 100グラム

ニンジン 100グラム

さきイカ 50グラム

細切りがごめ昆布 15グラム

干しシイタケ 4枚

小口切りにした赤唐辛子 少々

A

酢 100㏄

しょうゆ 50㏄

みりん 50㏄

砂糖 小さじ1

作り方

❶切り干しダイコンは洗って水気をしっかり絞る。食べやすい長さにざく切りにする。

❷干しシイタケは戻して薄切りにする。

❸ニンジンは長さ5センチ、マッチ棒くらいの太さの細切りにする。

❹ボウルに②③とさきイカ、がごめ昆布、赤唐辛子とAを入れ、よく混ぜ合わせる。

❺①を加えてサッと混ぜ合わせ、冷蔵庫で3時間以上おく。

(全量729キロカロリー)

材料の干しシイタケについて問い合わせをいただきました。シイタケなどのキノコ類は生のみならず加熱した状態で食べても、人によってまれに皮膚炎を起こすことがあります。「干しシイタケであっても加熱調理が望ましい」という管理栄養士からのご指摘もありました。気になる方や、一度でもシイタケを食べて炎症を起こしたことのある方はかかりつけの医師にご相談ください。

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<レシピはこちらからダウン…

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