日本電産の関社長が退任へ 創業者・永守会長と路線対立が要因か

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握手を交わす日本電産の関潤氏(左)と永守重信氏=京都市で2020年2月
握手を交わす日本電産の関潤氏(左)と永守重信氏=京都市で2020年2月

 モーター大手の日本電産の関潤社長兼最高執行責任者(COO、61歳)が近く退任する方向で調整していることが25日、分かった。創業者の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO、77歳)との路線対立が要因とみられる。後任に生え抜きの小部博志副会長(73)を充てる案が浮上している。

 永守氏はこれまでも複数の後継候補を外部から招いたが、脱落する例が続いている。関氏は日産自動車出身で、2020年4月に日本電産の社長に就任。21年6月には永守氏からCEO職も引き継いだ。ただ、永守氏が求める業績に届かない…

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