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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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金言

ロシアが失ったもの=小倉孝保

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プーチン露大統領
プーチン露大統領

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 プーチン露大統領は初代ロシア皇帝、ピョートル1世を尊敬している。閣議室の儀式用机にはブロンズ像まで置いているらしい。

 ロシアを大帝国にしたピョートルはスウェーデン国王のカール12世を好敵手とし、大北方戦争(1700~21年)で激戦を繰り広げた。スウェーデンは17世紀前半、バルト海を支配し、ピョートル率いるロシアはそれに挑んだ。

 露軍は初戦、「ナルバの戦い」で18歳の青年王、カールの大軍に敗れる。ピョートルは徴兵制を導入して軍備を整え、「ポルタバの戦い」(1709年)でスウェーデンを破る。バルト海の支配を確立し、サンクトペテルブルクを首都とする。ここはプーチン氏の生地である。

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【ウクライナ侵攻】

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