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誰か私を追い詰めて――。新型コロナウイルスの「第7波」で出社自粛が続き、自宅で仕事をするが、何かと誘惑が多く記事を書く手が止まってしまう。そんな時、原稿を書き上げるまで家には帰れない「カフェ」があると聞いた。編集者に監視されながら原稿を書く「旅館」もあるらしい。もう、原稿の締め切りが迫っている。記者もあやかろうと、足を運んだ。
8月上旬、東京・高円寺にある「原稿執筆カフェ」を訪れた。入店する時に、オーナーの川井拓也さん(52)からカードを受け取る。「原稿を仕上げます」と目標を書き込んだ。次に声かけの頻度を選ぶ。会計時に進捗(しんちょく)を報告する「マイルド」、1時間に1回声をかけられる「ノーマル」、30分に1回の声かけに加え、頻繁に背後に立つ「無言の激励」で作業を促される「ハード」の3種類が用意されている。
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