特集

旧統一教会

安倍元首相銃撃事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に改めて注目が集まっています。

特集一覧

特集ワイド

作家・中村文則さんが案じる政治と宗教 うやむやなら日本は終わり

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
作家の中村文則さん=宮間俊樹撮影
作家の中村文則さん=宮間俊樹撮影

 事実は小説よりも奇なり、という。では今、現実の世であらわになっている政治と宗教のゆがんだ関係は、作家の目にどう映っているのか。「この問題をうやむやにするようでは、日本はもう終わりかもしれません」。かつてカルト教団の狂気と暴走を描いた中村文則さん(44)は、問題の行く末を案じるのである。

 「ああ、そういうことかと思ってしまった。僕自身は、安倍さんが旧統一協会と関係があることを知っていましたので」。安倍晋三元首相が銃撃された事件で、動機が報道された当時を中村さんはこう振り返る。容疑者の家庭が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)によって崩壊し、その恨みが犯行を引き起こしたと伝えられたが、驚きはなかったという。

 政界と旧統一教会のつながりは歴史的に根が深い。教団系出版社が刊行した「日本統一運動史」などによれば、韓国で創設された教団は1959年から日本で布教を始め、64年に宗教法人として認証された。68年に政治団体の国際勝共連合を設立し、「反共」の理念にいち早く賛同した政治家が岸信介元首相だった。73年には、教団創始者の文鮮明(ムン・ソンミョン)氏とも面会している。

この記事は有料記事です。

残り2320文字(全文2805文字)

【旧統一教会】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集