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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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「侵攻後の安定、甘く見た」 米軍アフガン撤収1年 米元高官の悔悟

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ブッシュ(子)政権でアフガニスタン特使、オバマ政権でアフガンとパキスタン担当の特別代表を務めたジェームズ・ドビンズ氏=ランド研究所提供(キャラル・アーネスト氏撮影)
ブッシュ(子)政権でアフガニスタン特使、オバマ政権でアフガンとパキスタン担当の特別代表を務めたジェームズ・ドビンズ氏=ランド研究所提供(キャラル・アーネスト氏撮影)

 米軍がアフガニスタンから撤収し、米同時多発テロ(2001年9月11日)に端を発したアフガン戦争が終結してから30日で1年となる。約20年に及んだ米史上最長の戦争は結局、イスラム主義組織タリバンが復権し、アフガンから12万人以上が脱出するなど混乱の中で幕が閉じた。米国のアフガン政策の評価や今後の課題を米日の識者に聞いた。

 第1回は、米シンクタンク「ランド研究所」上級研究員で、国務次官補など国務省やホワイトハウスの要職を歴任したジェームズ・ドビンズ元米アフガン特別代表。【聞き手・ワシントン鈴木一生】

 米国のアフガンへの介入は、初期のいくつかの判断の誤りが将来の成功の可能性を著しく低下させた。一番の原因は、ブッシュ(子)政権(共和党)が取りかかった任務の大きさを適切に認識できなかったことだ。

 米同時多発テロ直後のアフガンへの軍事介入は驚くほど円滑に進み、早期にタリバンを追放できた。そのためブッシュ政権は…

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【アフガン政権崩壊】

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