パワハラ管理職を生まないために カギは「育成」「対話」「理解」

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管理職としての課題などを掲げる「イクボス」研修の様子=西部ガス提供
管理職としての課題などを掲げる「イクボス」研修の様子=西部ガス提供

 組織の人材を傷つけるパワーハラスメントが後を絶たない。問題が発覚する度に背景がクローズアップされるが、そもそもパワハラをする管理職を生まないためにはどうすればいいのだろうか。ヒントを探した。

 職場の優越的な関係などを背景にした嫌がらせや暴力などのパワハラ。西部ガス(福岡市)は、2016年に部長職の懲戒処分に発展したパワハラ事案が相次いだ。そこで管理職の意識改革のため17年から始めたのが、NPO法人ファザーリング・ジャパン(東京)が推進する「イクボス」研修だ。部下の仕事と育児など生活の両立を応援して業績を上げ、自らも仕事と私生活を楽しめる人材になることを目標にしている。

 対象は約130人の課長クラスで「優しく指導、時々強め」など1年の目標を宣言してボードに掲げ、写真を撮ってポスター化して職場内に張る。1年後に職場アンケートで評価の高かった管理職は表彰する仕組みだ。担当者は「部下を管理ではなく育成する観点で考えられる管理職が増えてきている」と手応えを語る。管理職の人事異動に関係なく毎年のように表彰される人を輩出する部署があり、その組織風土を分析することで、他部署へ…

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