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フィギュア・かなだいが目指す世界 アイスダンスの「融合」とは

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昨年の全日本選手権エキシビションで演技する村元哉中(左)、高橋大輔組=さいたまスーパーアリーナで2021年12月27日、宮間俊樹撮影
昨年の全日本選手権エキシビションで演技する村元哉中(左)、高橋大輔組=さいたまスーパーアリーナで2021年12月27日、宮間俊樹撮影

 フィギュアスケートのアイスダンスで昨季飛躍した村元哉中(かな)、高橋大輔組(関大KFSC)が結成3季目を迎えた。「かなだい」の愛称で知られ、アイスダンスの魅力の伝道者でもある2人は、従来の常識にとらわれない「融合」を目指している。

新プログラムは複数の振付師に依頼

 「見栄えとしては、これを完璧にできればものすごく格好良いものになってくる」。8月25日に横浜市内であったアイスショー「フレンズ・オン・アイス2022」の公開リハーサル後、高橋は今季のリズムダンス(RD)への手応えを語った。

 今季のリズムダンスのテーマは「ラテン」。村元が選曲し、高橋と互いの考えを確認しながら決めた。村元は「ただクラシックなラテンというよりは、見たことのないラテンのプログラムを作りたいな、というところから始まった。選曲も時間がかかって難しかったけれど、本当にユニークなプログラムに仕上がったと思う」と充実した顔を見せた。

 「見たことのないプログラム」を実現するため、今回は振付師を1人に限定せず、それぞれの分野に精通した人のアイデアを取り入れているという。高橋はその効果を、こう表現した。

 「クラシックなものも入れつつ、テクノだったり、ちょっと新しいものにしたい。アイデアをいただきながら新しいもの…

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