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電子部品大手の京セラを創業し、通信大手KDDIの設立や日本航空の再建にも関わった戦後を代表する企業経営者、稲盛和夫(いなもり・かずお)さんが24日、老衰のため京都市内の自宅で亡くなった。90歳。葬儀などは近親者を中心に営んだ。お別れの会を後日開く予定。喪主は長女金澤(かなざわ)しのぶさん。
鹿児島市生まれ。鹿児島大工学部卒業後、京都にあった碍子(がいし)メーカーを3年で退社し、27歳だった1959年に京都セラミック(現京セラ)を設立。66年社長に就任し、セラミックを使った集積回路(IC)パッケージなどの電子部品や産業用部品などを開発・製造販売し、急成長させた。
組織を小集団に分けて収益を厳格に管理する手法「アメーバ経営」を編み出して高収益体質を構築。太陽電池や通信機器など新規事業も開拓し、従業員28人のベンチャーを日本有数の電子部品企業に育て上げた。
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