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兵庫県朝来市和田山町の旧幼稚園舎で29日、「トラフグ」養殖が始まった。黒板などが残る部屋に大きな水槽が設置され、フグの稚魚が元気に泳いでいた。1年間、園舎内の水槽で飼育され、2023年秋ごろ「但馬トラフグ」として出荷する予定。
養殖に挑戦するのは、神戸市出身の中村峻さん(39)。大手精密機器メーカー社員として埼玉県で働いていたが「魚関係の仕事がしたい」と退職し、朝来市で起業した。
陸上養殖は、天候や赤潮などの自然環境の影響を受けないため近年注目されている。設備や海水温度管理などに費用がかかるが、トラフグは販売単価が高いことから、小規模な施設でも利益が見込めるという。
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